
環境
解説に使用する、CUDA Toolkit 11.0のインストール環境は以下の通りです。
- Windows10 Pro 64bit
- Visual Studio 2019 Professional
- GeForce GTX1070
VisualStudioはCUDA Toolkitをインストールする前に入れておきましょう。
ここでインストールするCUDA のバージョンは11.0です。
Visual Studio 2015 より古いバージョンは非推奨のようです。
対応していないバージョンを使いたい場合は、過去のバージョンのCUDAをインストールしましょう。
ダウンロード
1.以下のサイトに移動します。
2.Operationg System の [Windows]を選択します。
3.対応する環境を選択し、[Download]を押しましょう。
インストーラがダウンロードされます。

インストール
1.ダウンロードしたインストーラを実行すると、以下の画面が出てきます。

2.インストールするソフトをカスタマイズできますが、特に変更の必要はないので、どんどん次へ進めてください。

3.インストールが完了したら、画面を閉じてVisual Studioを起動してください。
Visual Studioの設定
1.Visual Studio2019を起動したら、C++で適当なプロジェクトを作成してください。
ここでは「空のプロジェクト」で「CudaTest11」というプロジェクトを作成しました。


2.プロジェクトを作成したら、ソリューションエクスプローラの「CudaTest11」のプロジェクトを選択した状態で、メニューの「プロジェクト」ー>「ビルドのカスタマイズ」と選択してください。

4.ビルドのカスタマイズファイルで「CUDA 11.0~」にチェックを入れてOKを押してください。

5.プロジェクトのプロパティを開き、[リンカー]->[入力]->[追加の依存ファイル]に「cudart.lib」を追加してください。

これでCUDAをVisual Studioで使用できるようになりました。
次回は実際にコーディングに移っていきます。

